お稽古


先日注文をいただいた、お稽古のお菓子です。
急な依頼だったので、すぐに仕込みが可能な材料でやらせていただきました。
また、こういうケースで非常に重宝するのが「菊」です。
菊というと秋のイメージが強いかと思われますが、和菓子の世界においては一年を通してOKで、とてもナイスな題目なのです。困ったときの菊頼みなのです。
だからって、立て続けに菊ばっかり出していたら注文がなくなるので、注意が必要です。
そういうわけで、思いっきり作り手側の都合で今回はきんとんで中は粒あんを芯にして、菊を作りました。
「寒菊」です。
抽象的な表現ですが、(個人的に)好きな意匠です。
一つ一つ表情が違うので、たくさん作っていても飽きないんですよ。
まあ、そんなにしょっちゅうは作りませんが…